Color (カラー=色) |
淡い色に秘められた表情も多彩。ひとつだけを光に透かして見てもわからないほどですが、ダイヤモンドには完全な無色から薄い黄色まで自然の色がついています。無色に近いものほど光をスムーズに透過させ、虹色に輝き、稀少価値があります。しかし、カラーグレードの違いは驚くほど微妙で、熟練した専門家が理想的な明かりの下でダイヤモンドをルース(裸石)の状態で見て、初めてその違いがわかるくらいです。ひとくちに白と言っても、陶器の白、紙の白、砂糖の白、雪の白などそれぞれ微妙な違いと美しさを持っています。青みがかったクールな白がいいか、暖かみのある白がいいかは、個人の好みの問題ですから、あなたにぴったりと思われるものをお選びになるといいでしょう。 |
Exceptional White エクセプショナル ホワイト |
Rare White レア ホワイト |
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White |
Slightly Tinted White スライトリ ティンテッド ホワイト |
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Tinted White ティンテッド ホワイト |
Tinted ティンテッド |
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Carat(カラット=重量) |
それもまた価値を計る要素のひとつ。1カラットはO.2グラム。一般的に大きければ大きいほど稀少であり価値もありますが、同じカラット数のダイヤモンドでも他の3要素(カラー、クラリティ、カット)の組み合わせで、その価値はとても変わってきます。旅行するときに豪華なホテルを選ぶ人もいれば、こじんまりとした宿を選ぶ人もいるように、ダイヤモンドの大きさも、ご白分の気持ちに合ったものがいちばんあなたにふさわしいと言えるでしょう。また、エンゲージリングの場合、将来のことを考えると大きめの方がフォーマルな装いにも合い、長く身に付けられる点で大粒で高品質のものをお勧めします。 |
Clarity(クラリティ=透明度) |
あなたにしかない個性のように。一見、同じように見えるダイヤモンドも、世界に同じ人問が二人いないように、ふたつとして同じものはありません。そして完全な人問がいないように、フローレスと呼ばれる極めて少量のダイヤモンドを除いて、大抵のものには内包物があります。クラリティのグレードは、この内包物の数、大きさ、色、場所などによって決められ、少ないほど稀少価値は高くなります。しかし、ダイヤモンドの内包物は言ってみれば天然の指紋のようなものであり、一粒一粒の個性でもあるのです。たとえ内包物があったとしても、輝きに影響を与えない程度のものであれば、ダイヤモンド本来の美しさは損なわれることはありません。 |
- 肉眼で、内包物は見えません。 - |
Cut(カット) |
全体的な形のバランスと研摩の仕上げの状態原石に永遠の生命を吹き込むもの。カットとシェイプを混同されている方が多いようですが、カットはダイヤモンドの全体的な形のバランスと研摩の仕上げの状態を表しています。カラー、カラット、クラリティは自然が決定しますが、ダイヤモンドに輝きという永遠の生命を吹き込むのは熟練したカット職人の技。最新の技術と経験に裏付けられた職人技によってバランスよくカットされたダイヤモンドは、光をよく取り込み、きらめきを増幅させ、限りなく価値を高めます。原石の研磨は、まさにミケランジェロやロダンの傑作にたとえられるような芸術であり、ダイヤモンドの輝きは、生命、愛、情熱を象徴するものです。 |
●シェイプ=形状 シェイプは、カットする前の原石の特質に合わせて決定されます。バラエティ豊かなシェイプは、あなたの個性を引き出す重要な要素のひとつです。 |